Artistic Craftworks CollectionWELLUP

商品写真

Motorwagen

ベンツ「パテント・モートルヴァーゲン」

商品番号 SCM-BFC
商品名 ベンツモデル
商品サイズ 110mm*220mm*130mm (W*L*H)
販売価格 参考上代 1,260万円〜2,100万円(税込)

各駆動部分詳細


構想3年、製作1年。全て完成まで4年。

総18金仕上げ(一部黒檀使用)、ダイヤ合計1.0キャラット、1/12スケールモデル。

最初はホンの興味本位で、どこまでの物を作ることが出来るか?と言うことだけだった。それでモノ選びも以前より多少は興味のあったクラシックカー、どうせなら誰もが知っているであろう車を選ぼうと思い、第1回モーターショウに出展されていた自動車に決定した。

ここからが苦労の連続であった。クラシックカーの資料など何処に行ったら手に入るのか?それすらも判らない状況からのスタート。現在走っている自動車であればディーラーに行けばカタログがあるし、本屋に行けば大抵のものは揃う。しかし、クラシックカーとなると話は別。それまでは存在自体知らなかった、自動車図書館に行って調べたり、国立国会図書館にも足を運んだ。それこそ自動車博物館に行き、館長にお願いして写真を撮らせて頂いたりし、全体のスケールを図面におこすだけで2年は時間を費やした。

どうせ作るなら実車と同じモノを作る気で、他には絶対真似の出来ないようなものを作る。持ちうる技術で出来ることは全てやりきる。目標を掲げ設計図を書き出すと、何処が動くのか、またこのパイプの役割は?そもそもこのタンクは一体何の役に立っているのだろうか?と色々な疑問が生じてきた。納得がいかないものは作れないし、自分たちの心に嘘も付けない。。

それからは英日辞書、独日辞書を片手に日本語化の作業が続いた。英語やドイツ語なんて学生の時以来勉強していないのに。。

資料をいくつか調べていくと、邦訳されていない洋書の中にはエンジンの動作についてや、駆動機構、この当時の内燃機関について詳細な情報が書かれている物がいくつかあり、理解の上で役に立った。しかし、所詮はクラシックカーの資料である。素人が入手できる資料には限界があった。

ここからは当時の技術を考えて、ある程度の推察で物事を進めていかざるをえなかった。エンジンの内部などは、どの資料を見ても通り一遍の資料しか見つからなかったからである。